※3/30修正
 
 食後の勉強タイムが終わり趣味タイムに突入したまきんこです。
 
 今回は死せる生のサイドボードの選択について語ります。

 死せる生のサイドボードでよく見るカードをまとめると以下のような感じになります。

鋳塊かじり、斑の猪、跳ね返りの罠、骨までの噛り付き、叫び大口、四肢切断、突然の死、神々の憤怒、ジャンドの魔除け、フェアリーの忌み者、虚空の力線、クローサの掌握、殺戮遊戯、魂の裏切りの夜、沸騰etc

 これだけ見てもカードの候補がすごく多いのが分かります。以下、これだけあるサイドカードの候補の中で何を取るべきなのか、ということをつらつらと書いていきたいと思います。(鋳塊かじりについては確定枠なので書きません)


 ・斑の猪と骨までの噛り付き

 結論からいうと猪の方が強いです。

 猪は表裏合わせて上手くいけば8点ライフを回復できます。
 
 また骨までの噛り付きは打つまでに3回サイクリングしたと仮定した場合、フラッシュバックも含めて6×2で12点回復できます。これだけ見ると噛り付きの方がよさそうですが、噛り付きはフラッシュバックを含めると合計6マナかかっているうえに死せる生を打つ前に打たないとあまり効果的でない可能性が高いという弱点があります。

 よって、死せる生を打ちながら(つまり相手のクリーチャーを殺しながら)回復できる猪の方がいいのではないかと思います。噛り付きは守りのためのターンを2回も作りますが、猪は1回作るだけですぐに攻めに回ることを可能にするのです。
 
 ちなみに後手で大歓楽の幻霊が出てきたケースなどではこれらのカードより叫び大口の方が強いです。




 ・叫び大口と四肢切断と突然の死

 これらはクリーチャーデッキに対して取る単体除去です。大前提として、最強は墓地のクロックを増やしつつ除去れ、死せる生解決時にも再び除去ることができる叫び大口です。しかし叫び大口にはアーティファクトを破壊できないソーサリー除去という強烈な弱点があるため、他の除去も選択肢に挙がります。

 第2の除去枠の候補に挙がるのが四肢切断と突然の死です。両方の特徴を挙げます。
 四肢切断→探査クリーチャーを屠れる。
 突然の死→相手の場に軟泥や臓物の予見者、電結の荒廃者がいても無力化できる(かもしれない)。探査クリーチャーは圏外。3マナが重い。

 両方いい部分があるので各人の好み、地域のメタに合わせて選択すればよいかと思います。
 

 ・跳ね返りの罠と沸騰

 これらは青いデッキの対策カードです。沸騰は使ったことがないのでわかりませんが、沸騰派の人がいたらぜひ意見や使用感を聞かせてほしいです。両方とも4マナかかるのでミランドと相性が若干悪いです。

 双子が消えて有用性が下がりました


 ・フェアリーの忌み者、虚空の力線、ジャンドの魔除け

 これらは墓地を対策するカードです。当たり前ですが、初手にありさえすれば虚空の力線が最強です。しかし来なかった場合のことを考えると瞬発力に優れ、クロックを増やすことのできる(ミノタウロスと共存できませんが)フェアリーの忌み者の方が良いのではないかと思います。
 
 虚空の力線を4ターン目に貼るような展開は対電結の荒廃者を想定すると2回場を流さなければいけなくなる可能性が高く、弱いと思います。(例:3ターン目、続唱で延命→4ターン目、設置→5ターン目、続唱2発目)また、設置の際にスタックで墓地と戦場のバランスを整えられる可能性もあります。
 
 力線のいいところはストームやドレッジ相手に置けば簡単に勝てることです。環境にそれらのデッキがおおいなら力線もアリです。

 ジャンドの魔除けは全体除去にも使えてかなり便利なので空きスペースができたら大いにアリです。


 ・神々の憤怒

 このカードはマーフォークやエルフ、白ウィニー系のデッキに強烈に刺さります。エルフはもともとだいたい勝てるのでほっといていいですが、マーフォーク相手にこれがあると本当に助かります。また、対親和や対アブザンカンパニーでの、相手も墓地から戻ってきてしまったパターンでも非常に強いです。ていうか続唱前に打つとクソ強いです。親和、マーフォークという一大勢力を含む非常に多くのデッキに効くので、空きスペースがあるなら採用推奨です。


 ・殺戮遊戯

 対双子戦やスケープシフト戦で引けば勝利をグッと引き寄せることができるこのカードはかなり有用です。天敵であるアドグレイス相手にも引けば勝つことができます。お守り気分で1枚くらい入れてもいいのではないでしょうか。地域メタによっては複数採用も十分アリです。というかこのカード効果うんぬんの前にクソかっこいいです。(笑)


 ・クローサの掌握

 RIPやレリック、虚無の呪文爆弾などの典型的な墓地対策カードに対する対策です。このカードを使う上で心配なのはレリックや呪文爆弾に対しては相手がクローサの掌握の存在を警戒していた場合、刹那の利点がほとんどなくなる可能性があるということです。(先に起動されるため)
 そんな不安定な「対策の対策」カードにスペースを割く意味は薄いと思います。
 3マナも重いですし。内にいる獣で十分な気がします。


 ・コーの火歩き、石のような静寂など

 このサイド後、死せる生全抜きプランは試したことがないのでやったことがあるという方は話を聞かせてくださいw


 カードの個別説明は以上です。以下、僕が使っている死せる生のサイドボードになります


サイドボード:15
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
2:《斑の猪/Brindle Boar》
4:《叫び大口/Shriekmaw》
4:《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
2:《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》


 
 サイドボードの構築はメインの構築よりも難しいです。地域・店舗メタがあるので勝ってるリストを完コピすればいいというわけでもありません。たとえば、親和をメタりたいなら鋳塊かじりは4積み確定ですし、バーンに勝ちたいなら今度は猪が4枠を要求してきます。メインとの兼ね合いも絡んできますし…。

 
 自分もサイド構築には結構悩んでいるので、もし何か意見があったら是非教えてください。
 
 
 次回は自分が現在も苦しんでいる(笑)ライブラリーアウトの調整について語りたいと思います。

 



 

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